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リップロール ボイストレーニングの土台

“リップロールという言葉は音楽業界にいる方であれば誰でも知っていますが、普通の人はあまり聞いたことがないかもしれません。
リップロールは、ボイストレーニングを行う土台となるものです。
リップロールとは、日本語に直訳すれば“唇を巻く”という意味です。
このやり方ですが、まず唇を軽く閉じます。
そして、最初はただ息だけを吐きます。
こうすると唇が空気に押されて閉じてた唇が少しだけ開いて、ブルルルルと音が出ます。ここから音と音階を加えていきます。
一つずつ丁寧にドレミファソファミレドの音を発声していきます。
これがリップロールのやり方です。

このリップロールが、ボイストレーニングの土台と言えるのは、ボイストレーニングの基礎のトレーニングを4つほど兼ねているからです。
まず、発声に関係する部位をリラックスさせ、正しい音程を取れるようになり、地声と裏声の変化がスムーズにいくと
こうしたトレーニングをリップロールだけですることができます。
ではそれぞれを詳しく見て行きましょう。

1.発声に関係する部位をリラックスさせることができます。
唇や、頬の周りの表情筋といった部分をリラックスさせておくことで、良い発声をすることができます。

2.リップロールは正しい音程を取る訓練にもなります。
音程というのは繊細な声帯の動きで作られています。
ですから、リップロールの訓練をすると唇を閉じた状態で音程を取るので、
効果的な音程を取るトレーニングにもなるということになります。

3.地声と裏声の変化をスムーズにすることができるようになります。
もともと裏声は地声より大きな声を出すことはできません。それで、リップロールで唇を閉じていると地声でも大きな声を出すことはできません。それで、リップロールの際に裏声から地声の変化を訓練すると、音域がそれほど変わらないために、良い練習になります。

4. リップロールで横隔膜を鍛えることもできます。
リップロールは息を一定量吐き出し続けなければ、続けることができません。一定量吐き出し続けるためには、横隔膜を使って吐く息の量を調整できなければなりません。
この時リップロールを続けようとする時、横隔膜に負荷がかかって鍛えることができます。このトレーニングを続けて行けば、さらに長い時間リップロールをすることができ、音域を使い分けるのも容易になるでしょう。

みなさんもボイストレーニングの土台となるリップロールにぜひ挑戦してみてください。

以上4つの要素を持ち合わせたリップロールは非常に効率的で克つ効果的なトレーニング方法と言えます。

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