腹式呼吸とボイストレーニング

 ボイストレーニングを進める際に重要になるのは呼吸法です。腹式呼吸を使います。腹式呼吸は肺の下にある横隔膜を揺らすことでお腹が膨れる呼吸方法ですが、腹式呼吸でなかった人がいきなり腹式呼吸を習得することは大変困難なことであるため、普段から腹式呼吸に対して気を配る必要があります。腹式呼吸をする感覚を体に覚えさせることが重要です。腹式呼吸には固有のお腹の張り方があります。その感覚はやった人にしか分かりませんが、その感覚さえ覚えてしまえば、後は日常で腹式呼吸を実践してみるだけです。公園などでリラックスしているときに、その感覚を意識してみます。そして、自分の眼前に息をまっすぐ吐くつもりで色々な強さの息を吐いてみます。小さく小刻みに吐いたり、一定の強さの息を吐いたりしてみましょう。また、普段喋っているときに腹式呼吸を意識しながら喋ることも大切です。
 腹式呼吸を習得できたら、本格的にボイストレーニングに入っていけます。喉の本調子を出すために睡眠は8時間程とります。この睡眠時間を確保することが難しい方は休みの日だけ練習して下さい。あまり睡眠時間がとれなかった日にボイストレーニングをしてしまうと、喉に負荷がかかり、喉を痛めることに繋がりますので絶対に止めましょう。睡眠を十分にとっても、目覚めてから、数時間は歌うことを避けて下さい。なぜなら、声帯は目覚めてから3時間程からだんだんと調子が良くなり、5時間で本調子になるためです。この声帯の調子が良くなっていく2時間の空き時間で腹式呼吸のトレーニングをすると良いでしょう。また、トレーニングを始める前は、食べ物を食べ過ぎないようにして下さい。腹七分目くらいを目安にして下さい。準備が整ったら、起立して、胸を張って顎を引いた姿勢をとって下さい。ここから、習得した腹式呼吸を使っていきます。声を出す際、声の振動数に着目します。発声には頭声と胸声の二種類があります。頭声の方が振動数が多い声になります。つまり、頭声を出せば高い音が聞こえます。しかし、実際に頭声と胸声を意識しながら発声することは大変難しいことですので、腹式呼吸を使って高い声を出すように心がけるだけで良いです。腹式呼吸で高い声が出せるようになれば、それは頭声と近い声ですから、近似的に頭声と同じ声が出せたということです。
 ボイストレーニングでは頭声でどれだけ高い声が出せるかが重要です。頭声は不定周期を持ちますが、一方で、一定の周期を持つ発声の仕方をファルセットと呼んでいます。

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