音域の広げ方(高音・低音)

音域を広げたい方は、毎日少しずつ練習するとよいでしょう。今まで出したことの無いような高い音に、急にチャレンジしてしまうと、ノドを傷めてしまうことがあります。すぐに治る、軽い炎症程度ならよいのですが、本格的に声帯を傷めてしまい、声が枯れてしまった、という方は大勢いらっしゃいます。音域を広げるためのトレーニングは、できるだけ「安全」な方法を選択しましょう。
音域を広げる、オーソドックスで、もっとも効果的なトレーニングは、鍵盤などを使って「ドレミファソファミレド」から順に、半音ずつ上げて練習していく方法です。ボイストレーナーに弾いてもらうのが理想的ですが、自分で練習する場合は、いきなり高い音にいってしまわないように気をつけましょう。「このくらいは余裕で出せるな」と思っても、必ず半音ずつ上げていくようにします。また、長時間のスパルタなトレーニングも厳禁です。プロの声楽家は、長時間声を出しっぱなしにするような無茶な練習は行いません。長時間練習をする場合も、適宜、休憩をとるようにします。
楽しんで練習したいときは、今の自分の音域よりも少しだけ高い音の音楽に合わせて歌う練習をするとよいでしょう。車の運転をしながら、あるいは、お風呂の中でCDを流しながら歌っているうちに、いつのまにか出ない音が出るようになる、という、魔法のような楽しいレッスンです。この練習は「楽しみながら」行うのがコツで、「はやくこの音を出せるようになろう」と無理をしないことが重要なポイントです。
また、よく「高い音は訓練すれば出るようになっても、低い音は訓練しても出るようにならない」と言われますが、これは神話です。低い方の音域も、ある程度までは、訓練をすれば広げることができます。
低い音も、高い音と同じように少しずつトレーニングしていきます。曲を使う場合も、自分の音域よりも少しだけ低い曲を使い、それに合わせて練習をするようにします。CDなどに合わせて歌おうとするとき、自分の今の音域よりも低い音は、はじめは音が出ないと思いますが、音が出なくても、「息」で歌うようにします。つまり、音が出なくてもあきらめずに、ノドや口を動かす、ということです。毎日少しずつ、あきらめないで行っていると、そのうちに音が出るようになってきます。しかし、痛みなどがある場合には、トレーニングは中止しましょう。
音域を広げるための無理なトレーニングで枯れてしまった声は、元に戻らない事があります。そのことを肝に銘じて、「毎日少しずつ」をこころがけましょう。

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