どこでもできる呼吸トレーニング

よい声を出すためには、毎日の訓練が欠かせません。プロの歌い手さんでも、訓練を怠っている人の歌は、テレビで聴いていてもすぐにわかってしまいます。長いブランクがあった人の歌も同様です。
しかし、誤った方法で毎日トレーニングをしてしまうと、かえって、ノドや声帯を傷つけてしまいますので、注意が必要です。ここでは、正しい腹式呼吸の身につけ方と、簡単なトレーニングの方法をお伝えします。
◎椅子に深く腰掛けて、まっすぐに座ります。
◎声を出さずに、無声音で「スー」と言ってみましょう。
声を出さずに、というところがむずかしいですが、「シーッ!静かに!」と言うときの「シーッ」が、無声音です。これを、「スー」に変えるだけです。
◎これを、腹式呼吸でやってみます。「スー」と言っているとき(息を吐いているとき)に、お腹がへこむ呼吸の方法が、腹式呼吸です。
腹式呼吸が正しくできているかどうかをたしかめるには、腰骨の上に両手の親指をあててみるとよいでしょう。「スー」と言っているときに、親指が押される感じがすれば、腹式呼吸ができています。

◎イメージとしては、自分が自転車のタイヤのチューブになったつもりになってみましょう。タイヤのチューブに入った空気を、小さな空気穴から少しずつ「スー」っと出していくイメージです。
◎できるだけ長い時間、「スー」と言っていられるように訓練しましょう。
◎ストップウォッチを使って時間を計ってみるのがよいと思います。長い時間かけて少しずつ息を吐こうとすると、自然に腹式呼吸になってくるはずです。そのためにも、自転車のタイヤのチューブの中の空気は、最後まで、吐ききるように心がけましょう。はじめのうちは胸式呼吸でも、最後の息を吐き出す頃には、腹式呼吸になっているはずです(横隔膜を使わないと、できない作業だからです)。
◎しかし慣れないうちは、すぐには身につきませんので、「ストップウォッチで時間を計りながら継続的に息を吐く」という訓練をしばらく続けてみましょう。

◎違和感なく自然にできるようになったら、横隔膜を鍛える訓練にうつります。今までは「スー」でしたが、今度は細かく「スーッ、スーッ、スーッ、スーッ、スーーーッ」と、1度吸った息を5回に分割して吐いてみましょう。このとき、5回目の「スーーーッ」で最後まで息を吐ききるようにします。
◎これを、日常生活の中で(たとえば、電車の中などで)繰り返し練習するうちに、自然な腹式呼吸の方法が身についてきます。音を出さないので、夜でも、満員電車の中でも訓練できる、効果的な方法です。

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