ボイストレーニングと発声練習って別のもの?

ボイストレーニング、という言葉を聞くと、
「歌手の人がやるやつでしょ?」とか、
「舞台役者さんがするもの?」といった返事がかえってきます。
また、「発声練習とは違うもの?」という疑問も生まれるようですね。

厳密に言えば、発声練習もボイストレーニングの1種ですし、役者さんが行うものも、歌い手さんがするものも、広い意味ではボイストレーニングの一つです。

広義の「ボイストレーニング」とは、「発声練習」と、ほぼ同じ意味となり、「魅力的な声を出すためのトレーニング」という意味になると思います。
声というものは、発生するときの姿勢や、呼吸、筋肉の使い方などで変化するものであり、また、一人一人、声には「声紋」と言われる異なった特徴があります。「その人らしく、かつ、より魅力的な声を出すためのトレーニング」が、広い意味のボイストレーニングであり、発声練習であるといえます。

ただし、個々の分野での必要とされるボイストレーニング(ないし、発声練習)となると、ちょっと、事情が変わってきます。

歌い手さんや、舞台俳優さんなどの役者さんは、「大きな声を出す」という意味では、どちらも似たニーズをお持ちですが、その、声の「質」や「表現方法」には、かなりの違いがあります。
また、同じ歌い手さんでも、クラッシック歌手の方と、ポピュラーミュージックでは、表現方法が全く違っているため、必要なトレーニングは異なります。

一説では、「役者やクラッシックで必要になるのが「発声練習」、ポピュラー音楽でやるのが「ボイストレーニング」」と呼び分ける方もいらっしゃるようです。

確かに、「ボイストレーニング」の示すトレーニング内容は、伝統的な発声練習と比較して、「より、個性的な、その人らしさ」「医学的な見地や、時代背景の違いによる表現方法の変化」などの、広い範囲での個性も含めた総合的な発声方法へのアプローチ、という印象が強いように思います。
ポピュラーミュージックの場合、時代とともに変化していくスピードが速いことから、旧来の、伝統的発声練習とは違った必要が求められているといえます。

だからと言って、伝統的な発声練習を全く否定して、踏襲しないのか?というと、そういうわけではありません。

ボイストレーニングの内容は、伝統的要素と、まったく新しいニーズの両方が混在している部分もあるようです。
伝統的な発声練習にも、大きく、美しい声を出すための多くの要素が研究されてきていることから、基礎的な練習として取り入れられて、踏襲されている部分も多数残されています。

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