ボイストレーニングはスポーツと変わりません。体力とストレッチを行ってください。

ボイストレーニングの基礎で意外と知られていないのが、基礎体力をつけなければならないという事です。
まさか声を出すことで体力を使うことになるなんて、と感じたことはないでしょうか?
ライブをやる場合なんかは必ず体力をつけなければいけません。途中で息切れが起きて、ペースダウンをしてしまっては観客を楽しませることができなくなります。
最後までフルに演奏し切るためにも、体力をつけることは欠かせません。
ストレッチ、マッサージを行うのもボイストレーニングの基礎になります。

基礎体力をつけるというのは、持久力と筋力をつけることです。スポーツ選手と変わらない身体を作るようにしてください。
持久力といえば、ウォーキングやランニングです。水泳なんかもありますが、まずは継続的に続けられるものから始めましょう。
体力をつけるのは長いスパンで見なければなりません。すぐに体力がつくものではなく、最低でも3ヶ月程度は覚悟しましょう。
最初は継続することから始めるので構いません。今日はなんだか疲れているという場合は散歩だけにしておくのも手です。
「急いでやらないといけない」という意識が強いと挫折しやすいので、要注意です。マイペースで長く続けることを意識するのが、持久力をつけるためのポイントです。

筋力はある程度は必要ですが、なくても構いません。
というのも、持久力をつける運動は全身運動であるため、腹筋背筋の力も自然と身につくからです。
なので自分が特定の筋力が異常に弱くて心配である、ということ以外ならやらなくても問題はありません。

とにかくウォーキング、ランニングを継続させましょう。
なにも5キロ走れ、という事を言いたいのではなく、ライブやレッスンの時にバテてしまわないためのトレーニングです。
無理なく、楽しく続けようという意識が大事です。軽くコンビニまで歩く、近くの公園を一周回るような感覚から始めていきましょう。

ウォーキング、ランニングを習慣づける時に、ストレッチも一緒にしておくとさらにボイストレーニングの効果を発揮します。
首周りの筋肉を中心に行います。前後左右に首を倒したり、首を一回転させましょう。
リラックスして筋肉をほぐすことが目的です。ストレッチは息を吐きながら行うとよりリラックスできます。
ストレッチ後に頬骨あたりの筋肉も一緒にマッサージしておくのも効果的です。
ストレッチをするしないでの、ボイストレーニングの成果は変わってくるのでぜひ事前にやるようにしてください。

持久力をつけるためにウォーキング、ランニングを習慣づける事。
ボイストレーニング前に必ずストレッチ、マッサージを行うようにする事。
この2点は基礎中の基礎になりますので、忘れず行うようにしてください。
あとはボイストレーニングとなる腹式呼吸の方法や発声するときの姿勢については、ボイストレーニング教室で学ぶなり独学で知るなりしましょう。

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