Tag Archives: 合唱

華麗なオペラ歌手と現代のボーカルスクール

長い歴史とともに人々に愛されるオペラは、現代日本でも男女問わない根強い人気を誇っていて、音大やボ−カルスクールでオペラ歌手を目指したり、似たようなミュージカル劇の俳優を目指したりする人たちも多いようです。
日本では歌劇とも呼ばれるオペラは、音楽と劇によって構成された、舞台芸術の一種です。
イタリア語のオペラは、作品、仕事といった意味を持っていて、同じ意味合いだったラテン語に由来しています。歌唱が進めていく演劇であり、音楽的作品です。
ヘンデルも、モーツァルトも、オペラのために楽曲を提供しました。

ルネサンスが終息に向かおうとする16世紀の終わり頃、イタリアの花の都・フィレンツェにおいて、古代ギリシャ演劇を復興しようとするムーブメントが起き、アイスキュロスなどによる著名なギリシャ悲劇を模範とする、『歌うような台詞』を大胆に使用する演劇が考案されました。
このようにして、1597年に、オペラとして広く今に知られている最古の音楽的作品である、ペーリによる「ダフネ」がつくられました。
1600年以降には、同じくペーリの音楽的作品「エウリディーチェ」が作曲され、こちらは現存する最古のオペラ作品として現代人に広く知られています。

そういうわけで、あらゆるボーカリストの源泉なのが、この時期のペーリの楽曲に合わせて歌った人たちです。
初期ロマン派時代まで、オペラには、2つの歌唱様式がありました。
1つ目は、会話を表現する朗唱です。通常の文章朗読に近い抑揚で歌われます。
2つ目は、ソロで歌われるアリアと、複数人が歌う重唱と、大勢による合唱を総称する通常の歌唱です。
2つともに伴奏が伴われました。
つまり、現代のロックやJ−POPにおけるサビ系部分と、抑揚の少ないフレーズ・メロディー系部分のような区別がありました。

フランス革命直前の1778年に完成したイタリアのミラノにあるスカラ座は、最も有名なオペラのための場所です。ミックスボイスを含むロマンチシズムの甘美な発声法は、市民革命の波の中で現実主義のアクート発声へと移り変わっていくなど、時代により発声法には変化がみられたといいます。堂内いっぱいに響かせるための発声は、劇場中の人々に声を届かせなければ、という思いが原動力となっているに違いありません。

声楽レッスンは音楽大学でとは限らず、ボーカルスクールによっては、基礎的な発声や呼吸法だけでなく、楽曲に合わせた身体の動かし方も教えてもらえて、このような本場のオペラ、音楽作品の醍醐味を堪能できます。
興味があるのに音大に行けなかった、といった経験をお持ちの方は、諦めずに無料体験レッスン等を試して、自分に合ったインストラクターがいて取っ付き易いかどうかなどを見極めてみてはいかがでしょうか。

ソプラノのボイストレーニング

ボイストレーニングといいますと、クラシックからゴスペル、ポップス、カラオケ、演歌、民謡、役者、はたまた魅力的な話し方まで、いろいろ種類があるかと思います。

わたしは学生時代にボイストレーニングに通っていたことがあります。クラシックのボイストレーニングです。合唱サークルに入っていまして、そこに指揮者としてお願いしていた先生のところに行ってました。もちろん、自主練習やサークルでの練習も行なっていました。パートはソプラノです。

だいぶ昔の話になりますが、思い出しながら書いてみますね。

わたしたちの場合、腹式呼吸で学びました。でも女性って、なかなか腹式呼吸が難しいんですよね。日常生活で心がけるのが一番いいのですが、どうしても胸で呼吸していますね。わたしたちは、腰の後ろに浮き袋がついていると思って、そこに空気を入れるように、と教えてもらいました。まるでカエルかなにかみたいですが、大きな浮き袋を想像するんです。で、そこに息を吸い込んで入れる。そうすると、腰を触っていると、ウエストが膨らむのを感じます。お腹の前のほうじゃなくて、腰の後ろのほうを意識するんです。そうすると、息が深く吸えているのが感じられるんじゃないでしょうか。

高い声を出すためのコツですが、口の上のほうを奥まで触っていくと、軟らかくなったくぼみがあるかと思います。そこは軟口蓋と言いまして、そこを上げて発生するように学びました。そうすると、口の中も大きく開き、頭に共鳴したいい音が出るようになります。最初は感覚がつかみにくいかと思いますが、触ったりして意識してみてください。ちょっとオエッってなりますが…それから、舌は反対に口の舌のほうへ下げます。いわゆるあくびの口ですね。喉から口へ出る息の障害物をなくすと、ダイレクトに声が出てくるようになります。練習していくと、自分の意志で上げ下げも出来るようになりますよ。内科に行って口の中を見せるとき、よく見えるとほめられちゃいます。

歌っていると、喉仏が動いているのが分かると思います。特に高い声を無理して出そうとすると、喉仏に力が入り、上に上がって来て、詰まった感じになるかと思います。喉仏は脱力して、上に上げないようにしてみてください。反対に低い音を出していくと下がっていきます。位置が下がると、声の音色が変わります。ですので、なるべく位置が変わらないよう、発声するのが地声にならないコツです。まあこれは、ソプラノの発声法ですね。アルトだと、常に下に下げておくんだと聞いたことがあります。