ボイストレーニングと聞くと、我流でもできるのではと思いがちです。とくに歌う所として代表的なのが身近なところで、カラオケボックスです。1時間1人何百円、ワンドリンク制、昼時間帯が安くて夕方以降はちょっと高くなります。練習することが目的なら一人で何曲も歌いこむ、歌っているうちに曲も覚えていきますし、自分にキーが合うかどうかについても知って調整できます。一緒に来ている仲間に気を使わず、無理に盛り上げなくても次々と自分の好きな曲をセッティングしていけます。
そうして歌うことも実践的なカラオケ、娯楽や宴会に向けての練習の場とするのは良いですが、実質的なスキルアップにはやや不足がちです。意外と知られていないのが、ボイストレーニングの仕方です。どうしても我流になってしまって、それで十分と思ってしまいます。それももちろん一時凌ぎにはなりますが、適切なトレーニングを学べば後々の練習にも活かせるのでとても有効な方法です。
あくまでも我流でやっていったときのデメリットとして、曲も変わらないというのがあります。最新の曲がアップされていないから、やや時期が過ぎた曲がようやくカラオケに出てくるという時期の遅れがまずあります。歌いたいときに歌えるディスクがないので歌う間もなく歌われずに過ごすことがよくあります。そうするとだんだんと自分の歌える曲というのが古くなっていって、いったい何年前の曲を追っかけているのと不思議に思われることがあります。
たとえば、福山雅治、Bz、Mrchildrenのファンで、曲が歌いやすくて歌っていた人も、なかなか最新の曲がアップされずに結局は数年前の曲しか歌えないということがあります。いまだに歌うのが桜坂とか、bad communicationとか、innocent worldといったような進歩がない曲目をセレクトしてみたり。そうすると数年前に止まったままになっているのに気付きますが、それでも最新の曲をなかなか歌えない場面に直面しています。
我流での練習はこういうふうに思ったように進まないことが多々あり、ボイストレーニングの初心者が練習するにはセレクトがいまいちなことがあります。初心者向けの曲目をセレクトして練習していくほうが上達するのが早く、また我流ではなかなか覚えなかった曲目についてもどんどんチャレンジしていけるのがボイストレーニングです。自分の歌えるレパートリーがしだいに増えてくると、歌うのもどんどん上達していくので受講するのをおすすめします。