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ボイストレーニングについて

ボイストレーニングに興味はありませんか。
ボイストレーニングは、歌手の方やアナウンサーなど専門の方だけのものと思ってはいませんか。
もちろん声の専門の方にも必要なものですが、声の専門でない方にも必要なものではないでしょうか。
もっとカラオケを上手くなりたい、と思ったり、もっと聞き取りやすい声で話したいという事は誰でも思う事だと思います。
ボイストレーニングは、そのような希望を叶えてくれるアイテムです。
ボイストレーニングの教室はたくさんあります。
もちろん、そのようなボイストレーニングの教室に通う事も良いのですが、自宅でボイストレーニングを行う事も出来ます。
自宅でボイストレーニングを行う場合、まず軽くストレッチをしてから行うのが良いでしょう。
軽くストレッチしてから、背筋を伸ばして鼻から息を吸い込みます。
鼻からゆっくりとお腹に空気がたまるように吸い込んでいきます。
この時、おへその下の丹田というところを意識して、吸い込むようにします。
めいっぱい吸い込んだら、次はゆっくりと吐き出していきます。
口からゆっくりと、お腹の空気を吐ききるようにしてください。
お腹の空気を空っぽにするつもりで、吐ききってください。
これが腹式呼吸になるのですが、腹式呼吸はボイストレーニングの基礎になります。
この腹式呼吸を10回ほど繰り返します。
最初は上手く出来ないかもしれませんが、毎日続ける事によって、上手に出来るようになります。
複式呼吸が出来るようになったら、声を大きく遠くまで出せるようにトレーニングします。
段々と声を大きくしていくトレーニングでも良いですし、声を段々と高くしていくトレーニングでも良いでしょう。
声量が多い事も大事ですし、声をコントロール出来る事も大事です。
声量があれば、小さな声も大きな声も綺麗に出す事が出来ます。
カラオケを歌う時にも声量があれば、ダイナミックに歌う事が出来ます。
また、話す時も声量があれば聞き取りやすい声を出す事が出来ます。
声をコントロールする力があれば、カラオケも上手に歌えます。
ボイストレーニングを行う事によって、声に対するコンプレックスを小さくする事が出来ます。
短い期間では、効果はみえないかもしれませんが、続ける事によって必ず効果が現れてきます。
また、ボイストレーニングは無理せず続ける事が大事です。
のどを傷めないように注意して行う事が重要です。
のどが痛いな、と感じたら無理せずに行うようにしましょう。

ボイストレーニングに効果的なアイテム

歌を上達させるためには、ボイストレーニングを行って声を出せる為の下地を作る必要があります。
音程のとれた大きな声を出すためには、まず喉を開くことと腹式呼吸を行う必要がありますね。
この2点をうまくできるように、様々なトレーニング方法が編み出されているのですが、トレーニングを行ってもどうしてもコツがつかみきれないという方も多いでしょう。

コツをつかみきれないと、逆に喉が痛くなってしまったり、お腹の筋肉を傷める原因になってしまいます。
こんな時には、便利なアイテムを使用して喉の開き方や腹式呼吸を身に着けていくのがお勧めです。

今では、ボイストレーニングに利用すると役立つアイテムも登場しています。
その中でも面白いのが、ボイストレーニング専用のマウスピースです。

マウスピースというと、歯の矯正を行ったりボクシングの試合を行う時使用するイメージがあるかと思います。

ボイストレーニング専用のマウスピースはちょっと変わっていて、口にくわえることで、正しい発声方法を身に着けることができるのです。

まずマウスピースを口に含むと、喉が自然のうちに開くようになります。
マウスピースで舌を抑えることができますので、その分声帯にも隙間がうまれてくるのです。
この状態で声を出してみると、いつもより大きい声で発声できるようになるでしょう。

さらにこのマウスピースには、息ができるように空気穴が開いているのですが、空気穴自体が細く作られています。
空気穴が細い状態ですと、より多くの空気を吸い込むためお腹にも力を入れるようになりますね。

普段ボイストレーニングを行っていても、お腹に力が入らないという方もいます。
その場合、腹筋や丹田に意識を集中してトレーニングを行っても、効いていないような気がしてトレーニングをやる気も落ちてしまいます。
この時、マウスピース型のアイテムを使用することにより、効率的に声を大きく出すコツを掴めるのです。

マウスピース型のトレーニングアイテムは、ネットを利用することで購入することができますので、住んでいる地域に左右されることなく手に入れられます。
また消音設定で作られていますので、防音設備のあるトレーニング以外、たとえば自分の部屋でも行うことができますし、仕事から帰ってきた夜間にも行うことが可能になります。

ボイストレーニングの必要性はだれでも認識されているかと思いますが、便利なアイテムを使用すればよりスムーズに大きな声を発することができるでしょう。

音域の広げ方のコツについて

歌を上手に歌うためには、ボイストレーニングで音域を広げておくことが求められます。
歌を歌うにあたっては、普段話し声に使うような声の高さとはかけ離れているような、さまざまな高低の音を的確に使い分ける必要があると言えるでしょう。
男性歌手であっても、サビなどでは高音を多用しているケースがとても多く、カラオケで原曲キーのまま歌うためには高音の練習をしておく必要があります。
高音というものは、ボイストレーニング初心者にとって本当に難しく感じるでしょうし、苦手に感じることがほとんどです。
高音のトレーニングは、裏声を鍛えることが重要です。
裏声の練習を少しずつ積み重ねていくことによって、高音を強く美しく出せるようになるので、今全く高音が出ないといった人も大丈夫です。
何のトレーニングもしてない状態で出せる音域というものは、一人一人の声質が違うように、それぞれ違うものです。
音域が幅広いからといって、一概に歌唱力に結び付くわけではないのですが、いろいろな歌のバリエーションを増やすにあたっては音域の拡張は避けて通れない存在であると言えるでしょう。
しかし、ボイストレーニングによって幅広い音域をどなたでも手に入れられることが出来るので、練習が大切です。
一般的に、苦手とする音域は自分の話し声から遠いことが多いです。
全ての人にあてはまるわけではありませんが、高音が苦手な方は、普段の話し声が低かったり、低音が出にくい方は、普段の声が高い方が多いです。
低音を出すコツとして、あごを引くことが挙げられます。
喉を開くようにして、声を胸のあたりに響かせるように声を出してみると、低音が出やすいです。
低音は響きも重要なので、息をたくさん吐き出すことと、胸のあたりを意識することがおすすめです。
練習するうちに、だんだんと出やすくなったり、感覚をつかめることもあるので、いろいろと自分に合った方法を探ることが一番のおすすめです。
そして、次に高音のコツについて紹介します。
高音を出す時には、腰を少し落とすようにしながら、お腹の少し下らへんの部分(丹田)に力をぐっと入れます。
丹田に力を入れると、高音はおどろくほどスムーズに出やすくなります。
あまり喉のことばかり考えないで、上半身は力を抜きましょう。
喉や首や肩の力が抜けたら、呼吸を大きくおこないましょう。
息をしっかりと吸って、リラックスした状態で、軟口蓋を挙げて声を出します。
遠くにいる人に聞かせるようなイメージで、声を出すと、声量が上がりやすいです。
そこで注意したいことは、叫ぶのではないということです。
歌声として発声しながら、上に突き抜けていくようなイメージでやさしく声を出してみましょう。

丹田呼吸法をマスターして声量のある歌声に!

武道やヨガ、気功などをやっていた人なら、誰でも知ってる「丹田」。
丹田は、おへその下5センチくらいのところにあると言われています。
「臍下丹田(せいかたんでん)」とも言いますが、その字のとおり、おへその下ということです。

人間はリラックスしているときは、重心がおへその下にあります。
丹田呼吸法とは、臍下丹田に意識をおくことで、深い呼吸になり、
心身ともにリラックスできるという呼吸法です。
お釈迦様の呼吸は、この丹田呼吸であったと言われています。

では、実際にどのようにしたらよいか、ご説明しましょう。

1. イスに浅く腰かけます。このとき、ベルトなど体を締め付けるものは緩めてください。

2. 背筋を伸ばし、肩の力を抜いてリラックスします。
両足は床に着くようにして、膝は少し開き気味に。
両手を、臍下丹田に軽く重ねます。

3. まっすぐ背筋を伸ばし、顎を引いて、目を閉じます。

4. 鼻からゆっくり息を吐きながら、体を30度から45度くらいまで前方に倒していきます。
このとき息を全部吐ききらず、一呼吸くらい残しておきます。
30度から45度くらいのところで息を止めて、肛門をキュッと締めます。

5. 息を吸いながら、ゆっくりと体を元の姿勢に戻していきます。
 
コツは、鼻から息をお腹へ収めるように吸い込み、
横隔膜と腹筋をともに収縮させながら、ゆっくり細く長く息を吐いていくこと。
肺ではなく、お腹から空気を出すイメージです。

慣れるまでは、丹田に手を当てて行なってください。
息を吐いたときに、丹田がへこみ、息を吸ったときに丹田が膨らむ、
これを手で確かめながら行ってください。

注意しなければいけないのは、無理にお腹をへこまさないこと。下腹部に力が入ってしまいます。
全身の力を抜いて、呼吸に合わせて体をゆっくり上下させるようにすれば、自然に深い呼吸になります。

基本は「鼻から吸って鼻から出す」ですが、
難しい場合は「鼻から吸って口から出す」でも結構です。
慣れてきたら「鼻から吸って鼻から出す」ようにしてください。

この丹田呼吸法を1日20~30回くらいやると良いでしょう。
だんだん50回100回と増やしていってください。朝夕2回に分けても良いですよ。

この丹田呼吸法をマスターすると、全身の血行が良くなっていきます。
免疫力もアップし、病気に罹りにくい体になります。

そして何より、パワーのある声が出せるようになります。
ボイトレでは、うまく息を使って声を出すことが重要ですが、
丹田呼吸法を続けることで、声量のある伸び伸びとした発声が出来るようになります。

歌う前にウォーミングアップにも最適です。

高い声を出せるようにするには

ボイストレーニングに取り組まれる方の目的として、音域をもっと広げたいといったことが挙げられます。
最近は男性のアーティストでもキーが高い曲がとても多いですし、音域が幅広い曲などもよく見受けられます。
サビなどの高音を喉を痛めずに歌いたいといった目標や、カラオケで原曲キーのまま好きな曲を歌いたいといった夢を、ボイストレーニングで叶えることが出来ます。
苦手とする音の高さは個人によって差がありますが、一般的に地声が低ければ歌唱の際には高音を苦手とされる方が多いものです。
普段の声が低くてももともとの生まれつきだからといって、高音の習得をあきらめてはいけません。
まず、地声の高さをアップさせる方法として、腹式呼吸を使って喉を開いて声を出してみることが基本です。
おへその少し下の丹田と呼ばれている部分に力を入れて、あごや首などはガチガチにならないようにリラックスしましょう。
喉を開く、といってもいまいちイメージがつかみにくい表現でありますが、口を開けてあくびを我慢しているような状態を真似してみると、感覚がつかみやすくなるのでおすすめです。
また、喉を開くためには割りばしを利用して練習することも有意義です。
高音の練習は喉を痛めやすいことが多いので、喉を締め付けないようにするために割りばしを利用します。
まず、用意するものは割りばし2膳です。
どちらも割らないまま太い方を口に入れ、両方の奥歯で支えます。
やっている途中は滑稽な格好ですが、喉を締め付けないで開くといった感覚をつかむためには、非常に理解しやすい練習方法です。
このように正しい感覚で歌えるようになったら、次は裏声を出してみることに挑戦しましょう。
裏声は、声が裏返った時の声をイメージするとわかりやすく、普段の話し声や地声とはダイナミックさや声質が大きく変わってきます。
女の子の物まねをするような感覚で、いつもよりも高く普段使っている声とは違った性質の声を出してみると、裏声の感覚を掴みやすいです。
裏声は、最初はとてもよわよわしく声量も確保しずらいものですが、練習を積み重ねていくうちに自然と声量アップが期待できます。
裏声の声量を強くすることが出来ますと、地声と裏声との混ぜ声であるミックスボイスを習得することにも繋がります。
ミックスボイスとは、裏声と地声の良いところどりのような存在であり、地声のような質で声量が確保された声にもかかわらず裏声のような声域の幅広さを持ち合わせており、負担をかけにくく出せるものであります。

腹式呼吸をマスターしたい!基礎知識とただしいカラダの使い方

いい声を出すためには、何と言っても「腹式呼吸」が重要です。
ただし、呼吸法さえマスターすれば完璧、というものでもなく、
「腹式呼吸」をふまえた上手なカラダの使い方を覚えていくのが、
本当の意味での「ボイストレーニング」といえます。
今回は、腹式呼吸の基本的な知識を説明したうえで、上達のコツをお話します。
そして、本当は教えたくない「腹式呼吸をベースにした正しい声の出し方」について、
こっそりお教えいたします。

「腹式呼吸」とは、胸の筋肉を動かさずにお腹に空気を入れて呼吸をすることです。
華から徐々に息を吸い込んでいき、おへそのところに息を到達させるイメージです。
腹式呼吸がうまくできるようになると、呼吸の際に肩や胸は動きません。
お腹に空気が届いたら腹筋を使用して、空気を維持する訓練をします。
腹筋と背筋を鍛える事で、吸い込んだ空気をコントロールする感覚を養います。

この「空気をコントロールできるようにする」という部分が、
ボイストレーニングでいきてきます。
空気をコントロールできるようになると、うまく「息を使って」声を出す事が可能になります。
ここまできてはじめて、声量あるのびのびとした発声をすることができるというわけです。

最後に、息を吸うときの上手なカラダの使い方を説明していきます。
「お腹に息を届けよう」と意識するあまり、腹筋ばかりに気をとられてしまうのはNGです。
腹筋と背筋を同時に使用することで、お腹の下の方「丹田」と呼ばれる箇所に負荷をかけるイメージです。
カラダの重心が下に下がると、足を踏ん張ったような状態になり、
パワーのある声が出るようになります。
上手にできれば、重いものを持ち上げる瞬間のような感覚がするかと思います。

普段使わない部分の筋肉を使用するので、
最初のうちはただ息をするだけで疲れてしまうほどの運動量があります。
ずっと続けていると、だんだんその状態が自然になってきて、
意識しなくても声を出すときにはカラダを同じ状態に持っていくようになっていきます。
ここまでくれば、いつでも素敵な声が出せる状態です。

ボイストレーニングを甘く見ていた方は、過酷さに驚くかもしれません。
実は、ボイストレーニングはジムに通ったりジョギングをするのと同じ位大変なエクササイズなのです。
続けていれば素敵な声と引き締まったからだが同時に手に入ります。
とくにお腹に効果があるので、ウエストラインが気になる女性にはもってこいだと思います。
良い事尽くめのボイストレーニングに、ぜひ挑戦してみてください。

ボイストレーニングとは

ボイストレーニングについてご説明したいと思います。
ボイストレーニングは歌手や声楽家など、声に関する職業の方ものと思ってはいませんか。
しかし、ボイストレーニングはカラオケを上手に歌いたい方や、普段聞き取りにくい声の方にも効果のあるものです。
ボイストレーニングは声の質を高めていくものと言えます。
声の質を高めていくと、今まで出なかった高い声や、ハリのある伸びやかな声が出るようになります。
声が暗い、声が小さいという事で悩んでいる方は意外と多いものです。
ボイストレーニングをして、そのようなコンプレックスを解消してみませんか。
声の印象が良くなると、全体の印象も変わってきます。
明るく印象の良い声は、その人の印象そのものまで良くします。
ボイストレーニングは、教室に通って習うという方法もありますが、自宅でトレーニングするという方法もあります。
そこで自宅で気軽に行えるボイストレーニングの方法をご紹介したいと思います。
まず、ボイストレーニングを行う場合は、背筋を伸ばして行います。
その時に、無駄に体に力の入らないようにします。
また、ボイストレーニングを行う前に軽くストレッチをしておくと良いでしょう。
次に、複式呼吸をしていきます。
腹式呼吸はボイストレーニングの基本です。
腹式呼吸は、へその下にある丹田を意識して行います。
鼻からゆっくりと息を吸っていきます。
丹田を意識して、お腹に空気がたまるようにゆっくりと吸っていきます。
十分に息を吸ったら、次に吐き出していきます。
吐き出す時は、口から吐き出していきます。
口からゆっくりと息を吐き出します。
お腹の中の空気を全て吐ききります。
こういった腹式呼吸を10セットほど繰り返して行います。
腹式呼吸を毎日行っていくと、腹筋が鍛えられて声がよく出るようになります。
初めは要領がつかめないかもしれませんが、毎日続けていくと段々と出来るようになります。
10分くらいでも毎日続けましょう。
腹筋が強くなると、声がコントロールしやすくなります。
腹式呼吸は内臓も強くなるので、体力をつけたい方にもおすすめです。
次に声を段々と大きくしていくボイストレーニングもおすすめです。
最初は大きな声はなかなか出ませんが、トレーニングしていく事で段々と出るようになっていきます。
その時には、喉で声を出さないように注意しましょう。
ボイストレーニングをする時は、喉を傷めないように注意して行う事が大事です。
喉が痛いな、と思うときには無理せずに行いましょう。
ボイストレーニングは、明るくハリのある声を手に入れるのに有効なトレーニングです。
無理せずに行う事が、長続きする秘訣です。

ボイストレーニンで健康になろう

ボイストレーニングは歌手やアナウンサーなど、声を使う職業の人が行う訓練だと思われがちですが、私は一般の方、特に声を使う必要がない仕事に従事している人にも、健康作りやその他の理由でボイストレーニングをおすすめしています。
よく風邪をひいたり、ノドの調子を崩す方の声の出し方をよく見てみると、大体の人がちゃんとした呼吸ができてなく、ノドを使った声の出し方をする為、声帯を痛めてしまい、それが原因で風邪をひいたりする場合が多いように思います。
ボイストレーニングは文字通り「声の訓練」なので、呼吸法や姿勢、立ち方などの「声」にまつわる矯正を行う事ができます。
強いノドを作る事が訓練できるのです。
わたし自身、もともとノドが弱く、乾燥したり、空気が悪い場所へ行ったり、カラオケで大声で歌ったり、少しでもノドに負担を掛けるとすぐに声を壊したり風邪をひいたりしていました。
そんな時、たまたま仲間内でロックバンドを結成して、ライブを行うことになり、脆弱な声を鍛え歌唱力を向上させる必要性を感じ、近所のボイストレーニング教室に通い出しました。
最初は呼吸法から。その時に「声」はノドで出すものではなく、お腹で出すものだと知りました。今までの呼吸法が間違っていた事を初めて知った瞬間でした。
他にも、長い息継ぎの仕方や鼻の先を意識してロングトーンで声を出したりする訓練があり、最初は少し戸惑いましたが、段々と自分の「声」が向上しているのが実感できようになつと、普段でも、おへその下にある丹田を意識し、発声をするように心がけるようになりました。
ボイストレーニングに通い出してからは、以前のようにノドを痛める事もなくなり、自然と風邪をあんまりひかない体質になりました。もちろん、声の音量や迫力も違ってくるので、歌のレベルも向上。バンドは今でも続けています。
音楽活動以外の場所でも、「小さな変化」に気が付きました。声の出し方を意識するようになったからか、人と話をする時にも、自分の呼吸のリズムを計ることができ、落ち着いてゆっくりと話すようになったのです。
気のせいか、言葉にも説得力が増してきたような気もします。
ビジネスの現場でも、声は重要なアイテム。はっきりと通る声は相手にも伝わります。
歌手やアナウンサー、ナレーターなど声を使う職業だけのものと思われがちなボイストレーニングですが、一般の方も是非、受けてノドを強くし、今の生活をよりよく向上させて欲しいです。

ボイストレーニングと腹式呼吸

ボイストレーニングとは、喉や舌などを鍛え声を大きくする、高い声をぶれなく出せるようにするなど発声関連の練習・訓練をする事です。
歌手やアカペラ歌手など声を出す事を仕事としている人以外にも、最近は音痴の人や歌が上手くなりたいなどの理由からボイスとレーニングする人が増えています。
ボイストレーニングというと、ただ、声を出していれば良いと思う人もいるかもしれませんがあまり効果は無く、喉を痛めるだけで逆効果です。
声を鍛えたいと思っているのであれば一番最初にするべきことは腹式呼吸トレーニングであり、声を出す発声練習はその後でもかまいません。
何故腹式呼吸が一番大切かというと、胸式呼吸に比べ腹式呼吸の方が入る息の量が多く、息のコントロールをしやすいので声を出す時負担が少ないからです。
声を出す時は息を吸って吐いて空気を体に取り込んでから出します。
取り込んだ息の量が多ければ長く声を出し続ける事ができ、大きさも自由に変えることができるので、取り込んだ量は多い方が声のコントロールがしやすいのです。
胸式呼吸の場合は、息を吸うとき胸や肩が動き、余計な力を入れたまま発声しなければならないので負担が大きく、腹式呼吸の場合は横隔膜を上下させて呼吸するので空気が入りやすく、肩などを動かす事が無いので自然体で発声できます。
腹式呼吸のやり方は簡単ですが、おへそから5センチ下にある丹田を意識して呼吸してください。
丹田に手を当て、膨らませるような感じで鼻から息を吸い、その後は、お腹をぺしゃんこにする感じで口から息を吐き出し、吸う時より時間をかけて吐くことが大切です。
ただ、腹式呼吸をしても無駄に息が漏れてしまえば意味が無いので、声を出す際の息の量などを調整し、横隔膜の使い方を極め息をコントロールしましょう。
息が無駄に出て行かない状況の事を「声の支え」といいますが、これは、感覚をつかむのが難しく、何度もトレーニングしないとつかむ事はできません。
自己流でトレーニングするよい、専門のボイストレーナーが付いた方がやり方が理解しやすいので、余裕のある人は専門教室に通った方が良いと思います。
市販のボイストレーニング本にもやり方は掲載していますが、文章だけではわかりにくいこともあるので、youtubeなどのボイストレーニング動画などを見て研究しましょう。
腹式呼吸を極める事ができたら、発声練習になります。
発声練習を極めると色々な声質の声が出せるようになったり、音程がぶれなくなりますが、毎日の練習が重要ですので、頑張って続けてください。
初めてボイストレーニングする人は腹式呼吸を極めないと次の練習に勧めないので、気合を入れてトレーニングしましょう。

ボイストレーニングには、無限大に広がる大きな可能性があります

従来、ボイストレーニングは、歌を上手く歌える様になる為の手段として一般的な認識がなされてきましたが、昨今では通常の話し声を含め、声質全体のよりよい改善が期待される事から、自分の声にコンプレックスを持つ人たちの悩みの解消にも、大いに役立っています。

ボイストレーニングのスタート前にストレッチを取り入れてみましょう。屈伸運動やマッサージなどで首回り、腹筋、背筋などの筋肉が温められ、解れる事で声が出やすくなる効果が期待出来ます。

基本的で大切な腹式呼吸を正しく行うためには、鼻から息を吸って、口から息を出すイメージです。空気のポンプに似た役割を持つ、おへその下、約5cmの所にある丹田はお腹周り全体が、息を吸うことによって膨らみ、吐くことによってへこむ腹式呼吸法が正しく行われているかを確認する重要なポイントになっています。

横隔膜をきちんと水平に下部に下げる事で、息の効果的な調整がスムーズに運びます。息の吸い過ぎは、胸式呼吸になり兼ねませんので、注意が必要です。

発音練習では最も軟弱と言われる、フォルセットを鍛える事から始まります。ホーの高い音で声を出し発音するやり方は、使い切れていない元々の音域を取り戻す目的で行われ、最終的には、チェストボイスとファルセットを、それぞれ明確に発声出来るようにします。これは、音痴の改善にも効果が期待されている練習法です。

次は裏声の発声の1つ、ヘッドボイス。声楽などの高い音域の歌を、又、ミドルボイス(ミックスボイス)はヘッドボイス同様、裏声の発声の仲間で、高い音域を力強く歌えるように訓練するやり方です。鮮明な言葉を目指す滑舌、発声の仕上げは、音階に沿って地声と裏声を即座に切り替える練習
となります。

それ以降はリップロールやタングトリルで、裏声に慣れる、高低の音のぶれの防止、正確な音の判断、喉を開いた状態での発声などの修得、更に腹式呼吸やビブラートの練習にも大いに役立つロングトーンは、同じ音を長く延長する為のトレーニングとなっています。発声時の立ち方や姿勢も、背筋をピンと伸ばし、腹式の正しい呼吸法で行いましょう。

毎日、自宅で出来る練習法には、声量アップに繋がるペットボトルを活用したもの、又、音程に効果が期待されるバケツを頭から被るやり方もお勧めです。日々の、少しずつでも繰り返し練習する積み重ねが返事や挨拶等に至るまで、全体的に聞き取り易く、周りに好印象を与えるなどの効果を、導き出してくれるのです。毎日、続けましょう。

ボイストレーニングの魅力は何と言っても、年齢や性別に関係なく、老若男女が誰でもいつからでも気軽に始められる、或いは参加出来る点にあるのではないでしょうか。先にも触れましたが、腹筋などの筋肉を強化する腹式呼吸は、腸の働きを促進する上、ダイエットや便秘などにも効果が期待されています。指導するボイストレーナーによって、大きくその方法が異なるボイストレーニング、大切なのは、自分がどんな目的で学ぶのかを明確にする事です。そうすれば、信頼に値する適切なトレーナーを見つけられ、学ぶ内容も自ずと決まってくるでしょう。ボイストレーニングの様々な効果が見直されてきた今、様々な分野で応用される無限大の可能性が広がりつつあります。