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歌唱力を上げるために知っておきたいこと

楽しい人生を過ごすにあたって、カラオケや飲み会など歌を披露する機会は何かと多いものです。
そこでもっと上手に歌が歌えればな、と考えられている方が多いことでしょう。
そのような方はぜひ、ボイストレーニングにチャレンジしてみましょう。
ボイストレーニングは敷居が高そうに感じられる方が多いですが、ほんの少しの知識と練習によって、素敵な声や歌唱力や音感など大きな価値を得ることが出来ます。
まず、ボイストレーニングや歌を上手く歌うために知っておいた方が良い知識を紹介させていただきます。
皆さんはカラオケなどでどのような声で歌われているでしょうか。
普段使っているしゃべり声とあまり変わらないといった方もいらっしゃると思いますが、実はボイストレーニングの世界ではそれは良くないこととされているのです。
歌を歌うためには、しゃべり声とは別物である、「歌声」を用意する必要があります。
なぜかと申しますと、喉を痛めやすいことや、声の美しさや音域が劣るということが挙げられます。
カラオケですぐ喉が枯れてしまったり、声が悪いと嘆いている方は、ぜひボイストレーニングに取り組んでみましょう。
歌声はお腹から声を出すようなイメージで、腹式呼吸をすることによって、美しく引き出すことが出来ます。
練習を重ねるうちに、上達するので最初から綺麗に声を出しすぎなくても大丈夫です。
歌声には、音の高さに応じて声区と呼ばれる概念があります。
声区を一つずつ紹介しましょう。
まず、普段会話するときに使われている音域であるような声区であれば、チェストボイスや地声と言われます。
練習を積まなくても出しやすく、しっかりとした太い声であることが多いです。
チェストボイスは、歌を歌うにあたって土台となってくるような基本的なものです。
続いて、チェストボイスよりも高い音を出そうとしたら、裏声を使うことになります。
裏声は、普段の話し声とは違って、高くやわらかい印象を受けることが多いです。
裏声の声区は、ミックスボイスとヘッドボイスとファルセットという、三種類もあります。
ミックスボイスは、地声と裏声が混ざり合った(ミックス)されたような声質で、聞いてみると裏声ですが力強く、地声と質がよく似ています。
一般的な歌手などでもよく利用されているので、なじみ深い存在です。
ヘッドボイスはそれよりも高い音であり、声楽やオペラなどでよく使われています。
地声ほどパワフルではありませんが、やわらかな高音です。
最後に、ファルセットとは、息が漏れている弱い裏声です。
裏声は、最初は誰だって出せないものですが、練習によって鍛え上げることが出来ます。

ボイストレーニングの方法

歌手を目指したい方、役者を目指したい方、仕事で接客、営業などの職を目指す方に、今回はボイストレーニングの方法についていろいろと話して行きたいと思います。

ボイストレーニングの基本は声を出すことで、喉、舌などの使い方をマスターし、発音、発声の訓練をします。また生身の声を良くするための発声法、身体トレーニングを行います。次から細かい説明をしていきます。

ボイストレーニングをはじめるにあたっての心得をまずはお話します。一番肝心なことは毎日15分くらいでいいので毎日行うと言うことです。歌や発声もスポーツと同じでいきなりは上手くなりませんので、毎日少しづつの練習が大事なのです。

歌のボイストレーニングで説明していきますと、歌を上手く歌えるようになるには歌を知ることと、腹式呼吸を覚えること臥重要になります。

歌を知ることは自分の好きな歌手がいれば、その歌手の歌を流しながら曲にあわせて何度も口ずさんで歌うと良いでしょう。自然に歌詞も頭に入ってきます。腹式呼吸の方法は、最初にお腹をへこませて口で息をゆっくり吐いていきます。もう少し詳しく説明しますと、口を大きく開きハーと息を吐き、そして口をつぼめフッフッフと息を吐き、最後にフーと肺の空気をだしきり、次に腹を出しながら鼻から息をゆっくり吸います。コツとしてはゆっくりを意識し吐く、吸うを2対1の割合で行うといいでしょう。

歌う声の種類も地声で歌うチェストボイス、地声に裏声をまぜて歌うミドルボイス、ソフトな柔らかい声で合唱などで歌うファルセット、弱くない芯のある強い裏声で歌うヘッドボイスなどがあり、種類ごとに分けて順番に練習して行きます。

練習を始める前には、身体を伸ばしたり首を前後に動かしたりして、体を温めてから行うと効果的です。

練習する場所は家のお風呂場や自分の部屋などでも良いですが、お勧めはカラオケボックスです。どれだけ音量をあげてもだれにも迷惑をかけませんし、なによりマイクを使って声を出せば、自分の歌声がはっきりと聴き取れるからです。

注意したい事はあまり大きな声で歌わないことです。喉を痛める原因になりますし、声が多き過ぎると歌の音程がわからなくなってしまうからです。後連続して歌うのも喉を悪くする原因になりますので、一曲歌い終えたら少し時間を空けてから歌うようにしましょう。

ボイストレーニングのまとめとしましては自分のペースで無理をしないで、基本練習を毎日繰り返し、徐々に高度な練習をしていくようにする事で習得することができます。