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リズムと音程

・リズム感を養うには。
ロックやジャズなど外国で生まれた音楽は日本人にとってリズムを取るのが難しい音楽です。
しかし、歌を歌う上で、リズム感がないのは最悪ですので訓練してリズム感を鍛えましょう。
訓練方法は以下の通りです。
自分で☆を何個か書き、拍を取るところを★で書きます。
★、☆、☆
☆、★、★、☆
☆、★、☆、★、☆
このように書いていきメトロノームを使って拍を取る練習をしてください。
これができない場所の場合は洋楽を聴き、リズム感を養うと言うやり方でもいいです。

・音痴になぜなるのか。
音痴はほとんどの場合、後天的な影響が大きく環境によって左右される現象で、あまり、音楽に縁がなく歌を歌ってこなかったりして練習量が足りない人に多いです。
ですので、今からトレーニングをすれば、音痴は治ります。
自分が歌ったものを録音して元の歌と聞き比べるだけでも違うので、毎日練習してみてください。
自分は音痴だと気にしすぎるのもいけないので気楽にトレーニングに励みましょう。

・音程をはずしてしまう
音痴ではないにしろ、曲の一部分だけはずしてしまう方は意外に多いです。
プロのミュージシャンでさえ半音ずれるようなことは多々あります。
歌いたい曲を初めから丁寧にメロディーを聴いて、歌ったときに今歌っているメロディーの先の音程をイメージしておくようにしましょう。
フレーズを区切って覚えるのも効果的です。

・音痴の人と音程がずれる人の違い
音痴の人は自分が歌ったときに音程が外れているのに気がつかないのが特徴です。
音は空気の振動によって伝わるのは皆さんご存知だと思いますが、自分が発した声は骨を通して直接耳に届きます。
これを骨伝導と言うのですが、自分の声をレコーダーに録音して聴いてみると自分はこんな声だったのかと驚くことがありますよね。
それは空気を通して伝わるのではなく、骨から直接耳に伝わるからなんです。
スピーカーから空気を通して伝わる音程と自分が歌うときに骨から伝わる音程を正しく合わせられない人が音痴といわれる人です。

音程がずれるだけの人は喉の動かし方や声の出し方がわかっていないために特定の音の発声になると音程がずれてしまう人のことで、この人たちはずれている自覚があるので、音痴の人よりはトレーニングで歌をちゃんと歌えるようになるまでの時間が短くてすみます。
どちらにも言えることですが、直すには諦めずに何回も歌い歌うことに慣れる努力を怠らないことが一番音痴を直す近道です。

ボイストレーニングの土台は呼吸による体作り

ボイストレーニングの目的は、最終的には、自分の体・喉の使い方を知り、イメージ通りの声を作るには何が必要か知り、再現・応用が効くようになる事です。

音感やリズム感、表現力など歌に必要な要素は沢山ありますが、まずは声を出すという所、発声が全ての基本になります。発声無くして、リズムも音も無いですから、声は息が作ります、ですから呼吸が重要になります。

この呼吸の方法で声は無限大の広がりを見せてくれます。

私達は普段から無意識的に呼吸を行っており、歌を歌う時も最初に行う行動が呼吸です。歌う時は腹式呼吸をした方が良いと聞いたことがある方も多いでしょう、逆に良く無いと言われるのが胸式呼吸です。

胸式呼吸は胸から上全般の筋肉を使ってする呼吸で、イメージとしては、呼吸時に肩が上下するタイプの人は、胸式呼吸を使っていることになります。

これは歌を歌う上でデメリットになると言われています、息の量やスピードのコントロールが難しくなり、歌い辛いからです。

腹式呼吸はお腹から息を出すという例えがされます、音楽の授業なんかでも、腹の底から声を出せ、なんて表現がされたと思います、息をお腹の奥まで入れて等と言いますが、実際、息は肺にしか送り込めません。ただし腹式呼吸を行えば、横隔膜の上下を伴い、お腹が膨らんだり萎んだりするので、お腹を動かす呼吸のイメージです。

腹式呼吸のメリットとして息の量やスピードをコントロールしやすくなり、メリハリのある歌唱が可能になります。

ですからまずは腹式呼吸をマスターし、その上で息を自在に使うトレーニングを積むのが
ボイストレーニングの始まりとなります。

例としては、腹式呼吸で息を思い切り吐く、そして吸うを繰り返すとか
息を吸えるだけ吸い、吐き切る練習で肺活量強化したり、
息を一切ムダにせずに声に変える、そしてその声を長く出し続ける。
息だけで声を出さずに歌を歌ってみる、この時に本当に歌う位の息を出して、声は出さずに歌うなど、呼吸を使った様々な訓練を行います。

これらの呼吸には腹筋を使います、でも、腹筋を鍛えれば良いわけでなく、腹筋運動と呼吸とでは筋肉を使う場所が異なることが多いので、歌唱・発声の訓練としてもあまり実践的とはいえません。
この呼吸をコントロールする筋肉は体内部の筋肉でインナーマッスルと言います。

呼吸の訓練によってその内部の筋肉鍛える事になっていきます。
すると、訓練で最初はきつかった呼吸もだんだんと楽にこなせるようになり、声をコントロールする土台が整っていきます、歌の上達への道のりはアスリートの訓練のように、体作りが重要で、歌える体を作ることが大切です。

ですから呼吸から歌う体を作っていくのが原点であり土台になるのです。