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腹式呼吸の練習法と歌う時のちょっとしたコツ

歌をしっかりと声を出しながら歌うためには、腹式呼吸をすることが求められます。
胸式呼吸は歌を歌うためには向いていないので、お腹の筋肉をしっかり使う、腹式呼吸に取り組みましょう。
腹式呼吸のメリットとして、声量のアップ以外にもたくさんのことがあります。
代表的なものとして、息継ぎの感覚を伸ばすことが出来るので、歌に安定感が生まれるといったことや、高音を出しやすくなるといったことが挙げられます。
自宅で出来る腹式呼吸の練習として、息を5秒間かけてゆっくりと少しずつ吐いた後、いつも通りの呼吸を5秒間して、また息をゆっくりと5秒間かけて吐くことを20回繰り返すといったものがあります。
慣れてくると、5秒を10秒に増やしたり、15秒に増やすことも可能になってくるでしょう。
ただの呼吸のように思われますが、腹式呼吸の効果的な練習ですし、これが意外と歌に役立つのです。
ほんの少しの合間に、声や音を出さずに立派なボイストレーニングが出来るので、とてもおすすめです。
また、歌う前には深呼吸をすることもおすすめです。
ボイストレーニングのために効果的な深呼吸として、めいっぱい鼻から息を吸い込んだあとに、少しずつ吐いていくといったものがあります。
これは腹式呼吸の訓練だけでなく、肺活量の増加につながる練習です。
息を吸い込むときに、空気を入れる場所としては、おへその下のあたりが良いとされています。
より実感がわきやすい方法として、何か重たい荷物を持ち上げる時をイメージしてください。
重いものを持つときなど、「よっこらしょ」となる時には、自然と腹式呼吸になっていることが多いのです。
また、寝っころがってお腹に手を当ててみると、わかりやすいかもしれません。
息を吸い込んでみて、お腹がふくらんでいたら正解です。
この息を思いっきり吸い込んだあとに、じっくり吐き出すという練習は、特別秒数を意識したりせず、マイペースに楽しむと良いでしょう。
このトレーニングも、音や声を出さなくて良いので自宅で出来るものですし、毎日少しの時間で取り組むことが出来るでしょう。
腹式呼吸というものは、歌において非常に重要なので、毎日練習することが望ましいです。

ところで、歌う時にはどこへ向かって歌えばよいのかわからないといった、疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
歌を歌うときにはマイクを使いますので、マイクに意識を注ぎ過ぎる人が意外と多いです。
マイクまで声が届けばいいや、ではなく、遠くの人に向かって歌うようにイメージを膨らませましょう。
声を遠くまで響かせるようなイメージで、のびやかに歌うことが大切です。

ボイストレーニングで音域を広げる!

今回は音域を広げるためのボイストレーニングについて紹介していきたいと思います。
カラオケなどで好きな歌を歌う際、声が出なくて音域を上げたり下げたりして歌ったことってありませんか?
でも、音域をある程度下げても対応しきれない曲もありますよね。ボイストレーニングで声の使い方、出し方などを
学ぶことで、こういった難しい曲も歌いこなせるようになったり、楽に歌えるようになったりするんですよ。

まず低音が苦手な方から。地声が高めの方は低い音を出すのが苦手の傾向にあります。
低音の発生はのどを大きく開く必要があります。ですので、息が比較的早く多めに出ていくので、
肺活量の足りない方、腹式呼吸で息を吐く際の調整をすることに慣れていらっしゃらない方は
低声を何とか出せても息が足りなくなってしまい、歌を歌うどころではなくなってしまうのです。
この状態になりがちな方は、腹式呼吸で歌うことを心がけてください。
腹式呼吸そのもののトレーニングも行ってくださいね!
また、低音を出すときのコツがあります。
あごを少し引き喉をリラックスした状態に開いてください。肺のあたりからのどを通って声を出すイメージを描きながら
歌ってみてください。重厚なひびきの低音が出やすくなるはずです。

そして高音が苦手な方。地声が低い方に多いのですが、この悩みを抱えている方はとても多いです。
ある程度訓練を重ねれば、現在の地声の限界をのばすことはできます。
呼吸の仕方や、長く伸ばした音であるロングトーンを鍛える、自分の出る最高の高さの音を出す…などの方法で
地声が出る高さをより高くすることはできるんです。正しい発声で、自分の声を鍛えることが大切です
ただ、地声というのはどうしても一定の限界がきます。
じゃあ、それ以上の高さの声は出せないの?
いいえ、そうではありません。
テクニックを磨くことで、それ以上の音域も出せます。
つまり裏声(ファルセットといいます)やミドルボイス・ミックスボイスという中間音域を自然に出せるようにトレーニングを
かさねていくことで、地声よりもかなり高いところの音域まで出せるようになります。
そのほか、リップロールやタングトリルというテクニックを使いこなすことで、歌える音域がひろがります。
ただし、発声の仕方によっては不要に喉に負担をかけるようなことになることもありますので、
自分一人でボイストレーニングする際はのどのケアに努めてくださいね。

腹式呼吸って、どういうものなの

 ボイストレーニングを受けてみたい。そう考えている人は決して少なくないと思います。理由は人それぞれです。歌がうまくなりたい人もいるし、話し方を変えたい人、声の出し方を変えたい人など、いくつも理由があるでしょう。では、ボイストレーニングにいった場合、一体どんなトレーニングをするんでしょうか。
 まず、ボイストレーニングの最終的な目標を確認しておきましょう。これは、歌がうまくなる、滑舌がよくなるといったことではありません。はい、そうではないんです。それはあくまでもオマケで、ボイストレーニングの目標は声を出す正しい方法を学んで、声帯に負担のかからない発声法を身につけることにあります。意外でしたか?
 では、声帯に負担のかからない発声法とは何でしょう。それが腹式呼吸です。呼吸は大きく分けて、腹式呼吸と胸式呼吸にわかれます。といっても、腹式呼吸も肺を使う呼吸に間違いはありません。意識的に、肺の中でも下の部分を使って呼吸するようにすることが腹式呼吸と呼ばれるものです。肺の下の方に息がたまると、まず横隔膜が下がります。そしてさらに下にある内臓が圧迫されます。そのさい、お腹やわき腹、背中のあたりが膨らむので腹式呼吸と呼ばれているのです。
 普段の生活でも、意識しないで腹式呼吸をしていますよ。仰向けになった時ですね。それにストレスのないときも、実は腹式呼吸をしているんです。意外ですね。
 さて、歌などで大きな声を出す時は、腹式呼吸がいいとされています。それは、腹式呼吸のほうがたくさんの息をためておけるからです。歌う、話すという行為は、吸い込んだ息を吐き出すときにおこないます。ですからたくさんの息を体に入れられれば、それだけ大きな声を出すことができますね。さらにボイストレーニングでは、吐き出す息を自分でコントロールする方法を教えます。それが声の強弱や声帯をいためない声の出し方につながるのです。
 では、自宅でもできる簡単な腹式呼吸のトレーニングをお教えしましょう。まずまっすぐに立ち、おへそとあばら骨の間に手を置きます。あごを下げて、おもいきり息を吸い込みます。この時は口から吸いましょう。吸いこんだら口を閉じ、ほんの少しだけ口を開けます。そして、細く細く息を吐きます。吐き出す強さは、ティッシュがゆらゆらする程度です。息を吐ききるまでが、苦しいところです。がんばりましょう。慣れてきたら、息を吐くときに声も出すようにします。大きな声を出す必要はありません。「ふー」っというような小さな声でいいのです。そして手を当てているあたり、横隔膜をしっかり意識しながら声を出しましょう。
 簡単なトレーニングですが、肺活量アップには大変に有効的な方法です。一日数回でも、忘れずに続けてやってみましょう。

ボイストレーニングの基礎となる腹式呼吸の練習

ボイストレーニングに真剣な気持ちを持って取り組むことによって、自分の持っている世界に一つだけの声をより魅力的なものにすることが出来たり、音域や声質の向上のみならず歌唱力にも大きな変化を見出すことが出来るでしょう。
ボイストレーニングを習うための方法は通信による学習や市販されている雑誌、またはスクーリングによるボイストレーナーさんからの指導などの多くの方法が見られます。
しかしどのような方法を選ぶにあたっても、他人や教材に頼るのみならず日々の努力や鍛錬が必要となってくるので、気持ちを引き締めることも大切です。
ボイストレーニングをはじめるにあたって、音痴なので持って生まれた音感や素質といったものが無いことや、子供の頃に音楽の授業が嫌いだったということを心配される方も多いかと思われますが、これらのものは練習によって見違えるように改善することが出来ます。
素質が良い人でも努力や練習を怠っている場合には、結果に結び付けることが出来ません。
ボイストレーニングを始めるきっかけは人それぞれですが、自分の声にコンプレックスを抱いていた人や歌を苦手にしていた人も多いので、どのような方でも大丈夫です。
ボイストレーニングを始めるにあたって、腹式呼吸をすることが基本です。
胸式呼吸と比べてみますと断然息の安定感が違ってきますし、声量や息の多さなどが腹式呼吸では自然と確保されやすくなりますので、喉を痛みにくく、大きな質の良い声を出すことが出来るのです。
腹式呼吸は何かと感覚を掴みにくいものですし、女性などでは腹筋が不足しがちなのでしんどい場合があります。
腹式呼吸の時に息を吸って空気を入れる場所といたしましては、背筋付近から横腹を膨らませるようなイメージを持つことがおすすめです。
息を吸い込んだ時に空気が横腹に入るといったことを想像すると、腹式呼吸をおこないやすいかと思います。
胸式呼吸の場合では息を吸い込むと肩や肋骨などが上がりますが、腹式呼吸ではなるべく動かしません。
実際にお腹が動いていることを確かめた方が感覚を覚えやすいので、横腹(あばらの下あたり)に手を当ててみて、息をすったら連動して動いているかを確認してみましょう。
腹式呼吸の感覚を覚えることが出来ましたら、肺活量の強化としてできるだけ深く呼吸をしてみましょう。
ゆっくり息を吸ってゆっくりと息を吐く、この動作を日々繰り返していくことによって、腹式呼吸の練習にもなりますし肺活量アップも叶えられます。

ボイストレーニングで音痴を治してみよう

カラオケに行ってみようかと思っても、音痴であることがコンプレックスになってしまいなかなか行くことができないという方は、多いのではないでしょうか。そこで、このような悩みを持っている方は、ボイストレーニングによってこの悩みを解消してみることをおすすめします。ボイストレーニングと聞いて難しいものを想像するかもしれませんが、ボイストレーニングは一人でもできるものなのです。
まずボイストレーニングを始める前にすることは、運動と同じようにストレッチです。ストレッチが本当に必要かと思われるかもしれませんが、このボイストレーニングに関するストレッチというものは、ボイストレーニングによる効果というものを大きく上昇させることのできる重要な役割を持っているのです。そして、このストレッチが終わったのであれば、次は肺活量を鍛えていきましょう。いくら歌が上手になったとしても、息が切れ切れの状態では満足に歌うこともできません。そこで、息を意識的に操作できるようになりましょう。この操作をするためにはまず、大きく生きを吸い続けて大きく息を吐き続けるという、非常にシンプルなトレーニングをおすすめします。これによって、大きく肺活量は鍛えられていくことでしょう。また、できればこの作業と同時に筋トレもしておくと、更に良いです。
この基本が終わったのであれば、次は、音程を合わせていきます。この音程というものは、歌に自信がない方にとっては最大の強敵でしょう。しかし、逆を言ってしまえば、この音程さえクリアしてしまえば、もう音痴で無くなるのは目前であるということができるのです。この音程を合わせる作業の一つとして、一度歌ってみて録音してみましょう。そして、自分と元の歌とどこがどう違うのかということを、再認識することによって音程というものは大きく良くなっていくのです。また、この時きちんと鍛えた肺活量で声を出すことも重要です。これができなければ、一度基本の肺活量を鍛える作業に戻ったほうが良いでしょう。
付き合いでカラオケに行く機会というものも、多くなってきます。そこで恥をかかないためにも、早い段階から音痴に対して取り組んで見ることが重要なのです。今、この音痴に悩んでいる方は、このようなボイストレーニングによって、悩みを解消することができるかもしれません。迷ってみたら、一度体験してみてはいかがでしょうか。損は決してすることはありません。

肺活量を鍛える

ボイストレーニング初心者だった人が中級者になって陥りやすいのは、テクニックに固執してしまい何でもテクニックで解決しようとしてしまったり、知識ばかり詰め込みすぎて、実力が伴わなくなってしまうことです。
仲でも質が悪いのがテクニックに固執してしまう人たちです。
ファルセットやらミックスボイス、ロングトーンなど、テクニックが出来るあまりにそれに頼って肝心なものに目が行かなくなっていることが多いです。
もちろんテクニックは重要なのですが、それよりもまずは基礎が大事なのです。
「ファルセットやロングトーンだって基礎だよ」という人がいるかもしれませんが、ここで言う基礎とはもっと基礎中の基礎、肺活量のことです。
この肺活量を重要視していない人が本当に多いです。
ボイストレーニングはしたり、練習方法は知っているのに肺活量を増やすトレーニングや練習方法は知らないのです。
肺活量は掛け算に似ていて、練習して肺活量を増やすと、自分の声量やテクニックを何倍にも引き上げしてくれる魔法のようなものなのです。
逆に、肺活量がない人はいくらテクニックを磨いたところで0に何を掛けても0にしかなりません。
なので、ボイストレーニングで腹式呼吸やテクニックを練習するのも必要ですが、それと同時に肺活量を増やすトレーニングもやりましょう。
1番肺活量を鍛えるのに簡単なのは、ランニングですね。
バンドなどをやる場合は体力も必要ですから一石二鳥です。
最初は短い距離で慣れてから、徐々に走る距離を伸ばしていきましょう。
そのとき肺活量を効果的に鍛える為にランニング中はマスクをして空気の吸える量を減らしともっと成果があります。
ランニングがしんどいという方は水泳でもいいでしょう。
こちらも肺活量を鍛えるには申し分ない方法ですし、身体もほぐれます。
身体がほぐれることは歌を歌うには重要で力んでいると綺麗な音が出なくなります。
「ランニングも水泳も行きたくない!」という方は自宅の庭で出来る縄跳びがいいでしょう。
縄跳びといえども侮れなくて、これも結構な肺活量の増加が期待できます。
これもマスクをしてやると効果的です。
飛び方は普通の飛び方で構いませんがリズム感も鍛えたい方はプロボクサーがやるような片足飛びで練習してみてください。
これで肺活量を鍛えて、1度歌ってみてください。
ミックスボイスやビブラートが出やすくなったり、息が苦しくなく最初から最後まで歌えるようになるでしょう。

腹式呼吸とは

“ボイストレーニングの基本と言えば、なんといってもまず腹式呼吸ですが、そもそも、腹式呼吸とは何でしょうか。
通常、私たちが意識して深呼吸など息をすると、肺に空気が送り込まれて胸が膨らみお腹がひっこみます。
これは胸式呼吸といいます。胸式呼吸では、取り込める空気の量が限られているので、吐き出す息、声量に限界があります。
歌を歌うのにも、口先だけで歌っている感じになり、安定感のあるしっかりとした声を出すことができないのです。

それに対して、腹式呼吸は文字通りお腹から声を出します。
といっても、お腹に空気が入るわけではないので、腹式呼吸をするには、意識してトレーニングをする必要があるのです。

腹式呼吸は、肺に深く空気を入れ込み、横隔膜を下げて肺を広げる呼吸法です。
時間をかけてたっぷりと空気を吸い込むことで、肺活量をアップさせ、より長く大きな声を出すことができるようになります。

正しい腹式呼吸をするには、まず正しい姿勢が大切です。体の力を抜いて、背筋を意識してまっすぐに伸ばします。
呼吸は、鼻から息を吸って口から吐きだすのが基本となります。お腹を膨らませるように意識して、鼻から十分に空気を吸ったら、そのまま数秒間息を止めます。
それから、力を抜いて口から自然に息を吐き出します。
その際にお腹をへこませるように意識して、ゆっくりと、すべての空気を吐き出しきるようにしてください。
これを繰り返し、10回くらいを1セットとして行うといいでしょう。
お腹に手を当てると、呼吸に集中しやすくお腹の動きを自分で確認できます。

簡単なことですが、自然とこの呼吸法を無理なくできるようになるには、ある程度トレーニングが必要なのです。
腹式呼吸のメリットは、単に肺活量・声量の問題だけではありません。
たっぷりと空気を吸い込み、酸素を体に取り込むことで、血流がよくなり、内臓の動きが活発化します。
呼吸中枢を活性化させ、副交感神経にも働きかけるので、体のバランスを整え、体調がよくなり、
質のいい睡眠や、美容にまで効果が表れます。
いい声を出すためのトレーニングが、健康な体をつくることにもつながるのですから、一石二鳥です。
また、神経を安定させて、リラックス効果を得られるので、気持ちを落ち着かせ、緊張をほぐすことにもなります。

単に歌が上手くなるための基礎準備という以上に、さまざまな効果を期待できる腹式呼吸は、適切な発声法を身に着けるためには欠かせないものなのです。

ペットボトルで声量を増す方法

歌手が歌っている動画を見ると、声量が大きな方のほうが迫力もありますし、より歌もうまく感じますね。
逆にどんなに音程が取れていても、声量が出ていない歌手ですと、何を歌っているのか聞き取れなかったりします。

声量は、歌を歌う時、非常に重要な要素になってくるのです。

自分も歌の技術を上達させたいと思った時、音程や歌い方以上に声量を増やすことに注目してみる必要があるのです。

声量を増やしたいと思った時、腹筋などの筋トレは必須になります。
筋トレを行うと腹式呼吸に必要なお腹の筋肉を鍛えることができますので、スムーズに大きな声をだすことが可能になるのです。

それに加えてペットボトルなどのアイテムを使用してトレーニングを行ってみると、さらに効率的に声量をアップさせることができます。

ペットボトルを触ってみるとわかりますが、つぶす時にも結構な力がいりますね。
この頑丈なペットボトルを使用することにより、腹筋を力をつけることができるようになるのです。

ペットボトルを使った声量アップの方法は簡単に行うことができます。

まず、肺の中に溜まった息を限界まで吐き出します。
息を吐き出すときには肺の中に空気が残らないように、すべて吐き出すようにしましょう。
苦しいからと言って中途半端に息を吐き出していると、十分な量の空気を吸うことができなくなってしまいます。

息を吐き出した後には、ペットボトルを口にくわえた状態で思いっきり空気を吸うようにします。
体の底から空気を吸うとペットボトルがつぶれますね。
最初の内にはペットボトルがつぶれるまで空気を吸い込むことは難しいかもしれませんが、何度も繰り返すうちに無理なくボトルをつぶせるようになるでしょう。

充分な空気の量を吸いこんだら、ペットボトルを口からはずし、お腹の中から声を出してみます。
この方法を行うことにより、声量不足だった方も充分な声量を出せるようになりますよ。

ペットボトルを使用すれば、今現在の時分の肺活量も知ることができますし、声量が充分だと思っていた方でも、意外に肺活量が足りていないと考えを改めることもできます。
声量は、歌声に安定性を持たせるために重要になりますので、今以上に声量を増したいと思った時には、積極的に試してみるとよいです。

ただし、ペットボトルでのトレーニングを行う時には、姿勢が伸びているのかチェックもしておきましょう。
せっかくトレーニングを行っても、背中が丸まっている状態ですと十分に息を吸ったり吐いたりできなくなってしまうからです。

流行するボイストレーニング

ここ数年、ボイストレーニングを積極的に行う人が増え、ひとつのブームとなっています。人によってトレーニング方法が違いますが、声の出し方を鍛えるという意味では共通項を形成しているのではないでしょうか。

その主なトレーニング方法のひとつして、まずは姿勢や立ち方に関してを固定する方法が挙げられます。猫背な人が今は増えてきていますが、背筋をしっかりと伸ばし、顎を引くところから始まる場合が多いです。まずはこのような正しい姿勢を維持できるようになることで、空気の通り道をしっかりとしたものにします。そして、立つ際も足にできるだけ力が届くようにしっかりと両足を地に付けて立つようにします。そうすることで姿勢が整い、発声における土台ができるように思います。

そして次に、腹筋を用いた本格的な腹式呼吸についてを習得するという段階に差し掛かります。腹式呼吸では、空気を長く出し入れし、まとまった声量と上下に幅広い音域の両方を兼ね備えられるような声を出せるようにすることが目的となります。普段私たちは意識して長い時間呼吸をすることはほとんどありませんが、ここでは強く意識してある程度の秒数を使って呼吸をしていきます。最初は10秒程度が限界に感じる人も多いですが、ここでは20秒、30秒と徐々に用いる時間を伸ばしていくことで腹筋の性能を挙げていくことが重要ではないかと思います。それに伴って肺活量の増加も見込め、スポーツ選手のような状態までは至らなくても、普通の人に比べて格段に腹筋の強さや肺活量が増えてくることと思います。

ロングブレスでの発声が出来るようになってくると、今度は本格的に声域の拡大へとステージが移っていきます。人によって声の高さの幅は個人差がありますが、その人それぞれの限界の音域まで出せるように声域を伸ばしていきます。ここまでやってきたような基本的な姿勢の確認と、徹底した腹式呼吸の方法を維持することで、それまでよりも声域が確実に広がっていくことではないでしょうか。

このような形でボイストレーニングは基本的な所から始まり、実践的な部分まで幅広い鍛錬が必要になってきます。そのいずれの部分かが欠如してしまっても効果的なトレーニングは見込めず、なかなか声域が広がってこないのではないでしょうか。そのようなポイントに注意しつつ、ボイストレーニングを行うことで絶大な効果を発揮することができるようになってくることと思います。